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「あ…の!」
「…あ、俺の気になってた子じゃん…。え…と、君の名前は?」
えっ…?
最初の方はよく聞こえなかった。
少し照れた感じで問いかけられ、恥ずかしがりながら、つぶやく。
「島田早衣です…あの!好きなんです…周矢くんのこと」
「じゃあさ、俺の彼女になってよ」
「え…これって、夢!?」
「なわけないじゃん…ほら」
周矢くんは微笑みながらあたしのほっぺを軽くつねった。
「っ…」
うれしすぎて涙が溢れた。
「俺も早衣が好きだよ」
あたしの好きな人は、俳優。
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