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総次の祖父、桃山孝治が安らかに眠っていると、
ﾊﾞｧﾝ!!!!!
ものすごい勢いで寝室のドアが開かれた。祖父は飛び起きた。
「なっ、何事じゃあ!!?」
入り口を見ると、首に何やら白いモノをぐるぐると巻きつけて総次が立っていた。
「なんじゃ…、総次か。いきなりどうしたというのだ？えらく慌てているようだが？」
「じぃちゃん･･、どうしよう？コレ･･･」
そう言うと、総次は首に巻きついていたモノをほどき、背中に背負っていたものを床に下ろした。
それは、人の姿をしていて、よく見ると女だとわかる。先ほどの首に巻き付いていたのは、恐ろしく長い髪の毛だったらしい。
床に下ろされた女は、総次のコートを着て、安らかな寝息を立てている。
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