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きみの声が聞きたくて
携帯電話に 手を延ばす
番号を打つその指は
少し汗ばんで 震えた
始まりは 暑い夏
きみの声は ぼくの心に響いて
ぼくの想いは きみに届いたから
あの日から ぼくたちの時計は
同じ時を 刻み
同じ時を生きてきた
その出会いは
偶然だったかもしれないけれど
もしかしたら
必然だったのかもしれない
今はただ きみの声が聞きたくて
携帯電話に 手を延ばす
きみの声が聞こえた
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