お婆ちゃんとインコ

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小鳥『チーチーチーチー』 私『小鳥だぁ!』 お婆ちゃん『この子が詩音の新しいママだょ』 私『…………ぇ?』 私は思い出した… 母がまだ元気な頃、手乗りじゃ無いインコを飼って、飼ったその日に逃げ出したのだ… ママ『夕景綺麗ねー……チコー戻っておいでー…』 私は泣きながら 私『チコー戻っておいでー!ママと詩音待ってるんだよー!!!』 狭いベランダで叫んでいたのを思い出す。 確か、あの時もインコを持ってきてくれたのは……お婆ちゃん。 (今度は大丈夫かょ…) 内心不安。
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