母の死

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看護婦『詩音ちゃん…最後だから、おっぱいとか、色々触ってあげて?』 私は看護婦の言葉を無視。 触りたく無かった。 温もりが無い事を分かっていたから… そんな私の手を引っ張って父は、母の胸にあてる。 父『お母さんは、もぅ居ないんだよ…』 (産まれる前から知ってたから、悲しく無いよ…パパ…) 私は直ぐに手を振り払った。 これが母に触った最後の時。
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