最後の母との思い出作り

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最後の母との思い出作り

今日は、待ちに待ったディズニーランドの日。 1番上の兄10歳離れてる(荘兄) 2番目の兄8歳離れてる(淳兄) そして母と父。 (凄い!お城だぁ!) ママ『これに乗りましょ。お母さんは、お兄ちゃん達と乗るから、詩音はお父さんとね』 私『…………うぅ』 母にベッタリな私は悲しかった。 (これ……怖い!) 泣き出したら止まらない私。お父さんの手に追えない私。 ついに乗り物から降りた。 『ウィーン!!!ブーブーブー!!!』 警報器が鳴った。 私は後ろの列で乗ってる母の所に行く。 私『ママ!!!』 ママ『そんなに怖い?パパを1人にしちゃ駄目よ。』 ビービー泣きながら気が付いたら、草むらから監視隊が出てきた。 みんな笑いを堪えずに笑って…私は泣いていた。 私は、この時から、お化け屋敷が嫌い。 何とか父の所に戻り、泣くのを堪えて、目を瞑り出口まで出た… 私『ママァ……!!!』 直ぐに父の傍から離れる。 私は小さくて(ィャ……小さい頃からデカかったけど) 乗り物が限られていて、ミッキーの風船を買ってもらって、直ぐに手を離して父から叩かれた。 パパ『せっかく高い物を買ってやったのに!』 お母さんは傍に居なかった… (嫌い……パパ何て嫌い!) 何発も叩かれた私。 そして母が戻ってくる。 ママ『詩音どーしたの?』 私は何も答えなかった…
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