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下界アスカルド大陸の南東に位置するプリズン共和国の辺境、チェシャ村――
村の規模と言えばいくつもの集落が集まる一見文化が遅れた村だ。石作りのような家は存在していなく、全て自然を感じさせる質素な家の作りだ。
二つの太陽が高く天に浮かぶ真夏の中、人々の生活に活気に活気が湧き立ち、どこの家庭でも笑顔は絶えなかった。
子供達は体を存分に汚して帰宅し、それを叱りながらも洗濯する親の姿……
知識深い老人は畑や田んぼでせっせと農業を営み、二ヶ月先には実が実り収穫するであろう麦や稲、野菜達……
やがて二つの太陽が沈み後夜祭が始まる時、宴が始まるのだ。
そして再び二つの太陽が東から昇る時、人々のとめどない時は流れ続ける……
そんなごく普通の活気あり、古き良き村にもたった一つだけ根本的に普通の人々と違う事があった――
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