岐路

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黒い鳥は温かい風の力を借り、羽を懸命にバタつかせ左半身を引きずりながら進み始めた どこにこんな力が残っていたのか不思議になる 死の運命を受け入れていたのではなかった 黒い鳥は 「生きたい」…と眼が語っていたのだ 仲間がいなくとも 生きたいと……
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