第2章

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パーティーも終わってミーシャだけが外に出てこなかった。 「あの、ミーシャは何処に。」 「ミーシャ様でしたらお帰りになられましたが…。」 「はぁ⁉いつ⁉」 「い、一時間ほど前です💦」 「チッ。何処に行ったんだよ。」 アリシナはミーシャか心臓の音を探した。 その頃ミーシャは、両手両足を縛られ身動きできない状態だった。 「ミーシャ嬢、手荒なまねをして悪いね。」 「シヴァ、お前もか。」 シヴァは貿易会社の息子で、ミーシャの体が高く売れると知りミーシャを拐ってきた。 「そうだ、お前を売れば金になるし、殺してもお前の体は高く値がつく。どっちがお好みですか?」 「私は誰にも血の一滴もやらん。」 「いつまでもそう言ってられると思ってるのか?」
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