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シヴァはミーシャの髪を掴んだ。
「さぁね。」
「女だからって意気がんなよ‼」
シヴァはミーシャの頬を殴った。
「ミーシャ、お前の背中の紋様を持つ者は高く売れるんだよ。」
「ミーシャ、ここにいたのか。」
いきなりアリシナが壁をすり抜けて入ってきた。
「来るの遅い…。」
「しょうがないじゃん、ミーシャの心臓弱かったんだから。で、そこの兄さん。さっさとどけないと首が飛ぶよ。」
「貴様何者だぁ‼」
「さぁ。」
アリシナはミーシャのほうに歩いて行く。
「おい、やっちまえ‼」
「あぁ、ゴメン。ここに来るまでいた人全員にちょっと寝てもらったから、呼んでも無駄だよ。」
「な、何なんだよ‼」
シヴァはその場を走って逃げた。
「逃がすか。」
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