第2章

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シヴァはミーシャの髪を掴んだ。 「さぁね。」 「女だからって意気がんなよ‼」 シヴァはミーシャの頬を殴った。 「ミーシャ、お前の背中の紋様を持つ者は高く売れるんだよ。」 「ミーシャ、ここにいたのか。」 いきなりアリシナが壁をすり抜けて入ってきた。 「来るの遅い…。」 「しょうがないじゃん、ミーシャの心臓弱かったんだから。で、そこの兄さん。さっさとどけないと首が飛ぶよ。」 「貴様何者だぁ‼」 「さぁ。」 アリシナはミーシャのほうに歩いて行く。 「おい、やっちまえ‼」 「あぁ、ゴメン。ここに来るまでいた人全員にちょっと寝てもらったから、呼んでも無駄だよ。」 「な、何なんだよ‼」 シヴァはその場を走って逃げた。 「逃がすか。」
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