第3章

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次の日―― 「ミーシャ起きてるか?」 「アリシナ、何か体だるい…。」 「大丈夫か?」 「無理…。」 「血足りないんじゃぁね?」 「かもね…。」 「飲むか?」 「いらない。」 「じゃぁ我慢しろ…。」 「はぁ…。」 「無理するなって、飲め。」 アリシナは自分の指を切ってミーシャの口に当てた。ミーシャは口に入ってきた血を飲んだ。 「まずい…。」 「死神の血はそんなもんさ。」 「血がないと生きていけないってヤダなぁ……。」 「今日は家から絶対出るなよ。オレちょっと出掛けてくるからな。」
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