1323人が本棚に入れています
本棚に追加
爽やかな笑顔でシオを迎える彼。
「はじめまして、ボクはウィリッシュ・タッド、君のクラスの委員長をしてるんだ。みんなからはウィルって呼ばれている。今日からよろしくね」
流れるような言葉で彼は握手を求めてきた。
もちろんその期待に答える。
「ボクはシオ・アールシュッツ。こちらこそよろしく」
一瞬、名前を言った時にウィルの表情が固まった。
しかし、シオはそんなことは気にもとめず、彼の笑顔に安心感を感じていた。
『笑顔は人を安心させるってお母さんが言ってたけどあれ本当だったんだ』
最初のコメントを投稿しよう!