~シオ~

15/15
前へ
/289ページ
次へ
それから、二人は校舎へと向かった。 校舎へ行く途中に大勢の人とすれ違い、シオはそのたびに恐怖と不安を募らせていった。 昨日であればまず逃げ出していただろう。 けれども、幸いなことにウィルの存在は彼にとって大きなもので 「もし、ウィルがいなかったらきっと学校に入れなかったな…」 とポツリ、声に出すほどだった。
/289ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1323人が本棚に入れています
本棚に追加