想い描いた夢

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高校に入って最初の夏休み みんなでお祭りに行った ちえりだけ親が厳しくて夜遅くなると怒られるので一緒に行けなかった 「満月!コウ君!部活はどう?インターハイには行けそう?」 お祭りから帰ってきてコンビニで買った花火を近所の公園でやっている最中私は2人に聞いた 「今年は残念ながら予選敗退」 「男子も同じく」 「あら~」 「でも来年はこの天才満月様が選手として出るし絶対インターハイいくからッ!なッコウ!!」 「おうッ!」 言い忘れていたが2人が通う高校のバスケ部はそこまで強くはない けれど2人の言葉は決して負け惜しみでもなんでもなくて 「うん!頑張れッ!!」 純粋に夢に向かって走っていた ...それが最後だったかな コウ君に会ったのは
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