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｢大地､お前高校どうすんの？」
そう問うてきたのはバッテリーを組む大島雄介だった｡
大地は幾度となく雄介のその根性と強肩に救われてきた｡
｢さあな｡まだ何も考えてねえよ｡｣
世界大会が終わってから全国の名門校から次々に誘いがきた｡
どこの高校も甲子園の常連高校だ｡ しかし大地からしてみればどこでもよかった｡
勿論、一年生からエースになれる自信はあったし甲子園にも自分がいれば絶対に行けると確信していた。
だからどこの高校へ行くかはあまり問題ではなかった｡
｢でもそろそろ決めなあかんやろ｡時期も時期やし｡｣
確かにその通りだ｡
そして翌日ある高校の野球部の監督が学校に来た。
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