第1章 『Kimochi』

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「「莉音~」」 太一と涼が遠くから叫んでいる・・・     待ち合わせの時間を過ぎても全然こないので先に学校に向かっていた莉音の後ろから2人が小走りにやってきた 『2人とも遅-い!!!』 今日も遅刻してきた2人にいつものように拗ねた莉音     「ごめん ごめん」 太一が莉音に謝る   「べつにちょっとぐらい遅れたっていいじゃんか 遅刻するわけでもないんだし」 涼はまったく反省してない   そんな涼の態度をみて莉音は1人でさっさと歩き始めた 2人は怒った莉音の後を追う   これが3人の朝のいつもの光景だった     学校に近づくと女の子達が騒いでいた 涼のファンの子達・・・     (こんなに性格悪いのになんでモテるの?)   莉音はそんな事を考えながら歩いていたらいつの間にか教室に着いてしまった  
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