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「そうか…しかし、ジェラルド。やはり礼は言わせてくれ。お前に矛先が行ってくれたおかげで、俺が30バンチの人間と連絡をとっていた事実がうやむやになったんだ。ティターンズのやり方で行けば、確実に俺は何らかの理由を付けられて口封じの為の処罰を受けていたかもしれない」
「…ならば、貸しにしようヒューイ。いつかこの貸しは返してもらおうじゃないか」
そういってジェラルドは友に小さく笑った。
「借りか…そうだな。そのほうが俺も救われる」
「ヒューイ。お前は迷わずモビルスーツのパイロットを続けてくれ。…逆にティターンズに配属されて中から潰すってのはどうだ」
ジェラルドはそういうと一度しまったバッグの中から再び酒を取り出した。
「俺は生粋のアースノイドではないからティターンズは無理だな」
「スペースノイドでもティターンズのヤツはいるらしいぞ」
「…いやいや、ゴメンだね」
夜が更けるまで、彼らは語り明かしたのだった。
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