機動戦士ｶﾞﾝﾀﾞﾑ[ｼｭｰﾃｨﾝｸﾞｽﾀｰ]

明日なき宇宙(そら)へ

　ジェラルドは「一年戦争」と呼ばれるこの戦争当時、モビルスーツという人型兵器のパイロットをしていたのだ。
　ミノフスキー粒子という、レーダーを無効化する粒子のおかげで、時代に逆行するように兵器による格闘戦が主流となったのだ。
　人型であるモビルスーツはパイロットの力量もあるが、ビーム兵器や肉弾戦用武器を装備し…それはこの時代の脅威的な戦力であった。
　モビルスーツ開発にはジオンより遅れをとった連邦軍であったが、短期間の訓練でも、ジェラルドは兵器を扱うセンスに恵まれ、また運もあったのだろう、なんとか戦場から帰還したのだった。