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誰かの声で、私は目を覚ましたけれど、泣き出した心は、まだ眠ったまま。
薬をいくら飲んでも、いっこうに良くならない病。
日に日に増える、薬の量を、気にするコトなく、自分の安心感を得る為に、躊躇なく受け入れた。
何かある度、過呼吸になって、誰かに心配をかけて、泣かせた。
薬依存・・・。
正真正銘の病。
渡された精神安定剤。
眠る前に飲む、睡眠薬。
私は酷い人間です。誰かに悲しい思いをさせておいて、自分は何一つ出来ない、駄目な人間なのです。
指先が真っ赤に染まったら、痛みも同調しだして、泣きたくなった。
今日も相変わらず薬を飲む。
少しの間の安心感。
睡眠薬の誘いによって、今日もまた、眠りに堕ちる・・・・・。
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