地元じゃ有名なイケメン

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秋になり、初恋彼との関係は全く微妙なままで、相変わらず皆に、好かれてねぇーのによく飽きねーなと言われ続け、不安も最高潮になってきた私 そんな迷いを見切られたのか、いよいよ奴が動き出した 毎日何故か友達一味とバス停で私を待ってて、 「おごるから〇〇喰ってこー」 …毎日この〇〇が違うし、マンツーじゃないし、何より思春期真っ只中で腹ぺこな私はおごりに弱かった で、日に日に友達が一人減り二人減り、ある日一人で待ってて 「今日は皆先帰ったわ~サッ一緒に帰ろ~」 …ウーン… 2人っきりはさすがに初恋彼にも、奴の彼女にも悪い それじゃなくても最近奴の彼女グループに睨まれてるのに なんて困ってたら、見事に奴の彼女軍団がお通りに!! イケメンやイケジョは何故軍団で総回診や大奥の様に歩くんだか… 「あーぁ!!」 デカい声で第一声を放つのは、大抵グループ内でも一番モテなくパッとしない女である 縁結び役も大抵このラインが買って出る 「知~らないッ!!」 あんたにゃ関係ないだろっと、さすがに思う そして大抵彼女は不敵な笑みでチラ見して去って行く 遠くに行っても、ギャーギャー私への悪口が聞こえてくる 私悪くないのに 待ち伏せされただけだし 正直面倒だ!
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