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君は?
『君は必ず僕が見付けるから…だからその時は─‥』
現代に受け継がれていない真実を君が知っているならば、君は確かにジュリエットだ─‥
「上城、これっておもいっきりストーカー…」
「うっさい冴木!ちょっと静かにしてろ」
「三原ぁ、上城が何か変だぁ~」
「ついに道を外したかな?」
チッ…やっぱりこの二人は置いてくるべきだったかな…。
俺は今、遠堂の下校を追跡中である。取り巻きをなんとか追い払い、一人だと怪しいからあえてこの二人を同行させたが…とにかくこいつらはうるさい。
やはり内情を知るにはまずはあいつがどこの誰なのかを知る必要がある(と判断)
今は個人情報だから簡単に担任から住所を聞き出せない。手間と時間はかかるが…これが一番てっとり早いからな。
「なあなあ上城ぉ」
「だから黙れっつの!見失うだろ!!」
「…住所知りたいなら本人に直接聞けばいーのに‥」
「上城は頭良い癖に意外と馬鹿な所も多いからな、放っておけ、冴木」
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