女→男!?

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俺、上城澪はロミオの生まれかわりである。彼の魂を受け継ぐ者として、唯一愛した女、ジュリエットを探し、幾千もの月日を経た。 そしてようやく巡り逢えた彼女は、 「…何。俺の顔に何か付いてる?」 「い、ゃ…別にっ‥」 立派な“男”だった─‥ 何でだよ!? やっと巡り逢えたのに同性って!!絶対君を愛すって誓ったのにっ!!! …いや、こいつが彼女だってのは間違いって可能性もある。外見に惑わされて魂の本質も騙されてるのかもしれない! こ、ここはまず本人に確認を取るべきだよな… 本当に彼女なら俺のことわかってくれるだろうし、記憶だってはっきりしてるはず! そうと決まれば… 「遠堂、君…」 「なに」 そっと小声で俺は奴に話しかけた。 「ちょっと話があるんだけど、放課後空いてる?」 「無理」 ‥‥‥‥‥‥‥ 即答かよ!? あぁあぁ…こんな奴、絶対ジュリエットじゃない!! そうだ、そういうことにしとけば─‥ 『また会う日まで…さようなら…‥ロミオ』 ッ─‥ もし本当にこいつが彼女なら‥ .
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