アリス
7/33
読書設定
目次
前へ
/
156ページ
次へ
そのことを話すと父は決まって、 「財宝は誰が守るというのだ」 と云う。 父が云うには、我が家は先祖代々伝わる財宝を守っている家なのだそうだ。 しかし私自身それを確かめたことはないし、父がかたくなに信じているのだからそれでいいと思う。 信じることで生きてるなにかを確認するのだ、きっと。 男の人はくだらない。 くだらないから伝説なんかに夢中になれる。そう思う。
/
156ページ
最初のコメントを投稿しよう!
55人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!