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私達がもはや生きていく上で欠かせないものが『時間』です。勿論、時間に拘束されない人もいるでしょう。でも、大抵の人は時間とともに生きていると思います。どこを見ても、どこを歩いても、どこに行っても時間を知らせるものがあります。体内時計もあると言われているくらいですから、それ程人間と時間は切っても切れない関係にあるのです。
時間という概念はいつ生まれたのでしょうか?
それは地球上に人間が誕生した時に既に現われていたかも知れません。太陽の動き、月の満ち欠け、星の位置などによってその存在を知っていたのではないかと思うのです。
ニュートンは空間とは別に絶対的時間が存在するとして時間と空間を区別しました。これに異を唱えたのがアインシュタインで、時間と空間は切り離す事はできず、絶対的時間は存在しないとしました。これがあの有名な相対性理論ですね。私は別に物理学の講義をするつもりはありませんし、物理には詳しくはありません。ただ、時間と空間が我々人間が生きていく上で必要な物であると同時に、ドラマや小説などによく利用されている事から、どんな意味を持つのかを自分なりに考えてみようかなと思っての事です。
物理の話は置いといて、時間とは何なのでしょうか?
よく、タイムマシーンの話が出てきて、過去や未来に行けるなどと言われていますが、本当に過去は存在していて私達の前にその姿を見せてくれるのでしょうか?
私は時間とはその瞬間、瞬間を刻むもので過去には存在しないと考えています。過去は結果の積み重ねに過ぎず、そこにあるのは『死んだ』時間の残骸。『生きている』時間は今この瞬間しかないと思うのです。時間を具体化して時系列上に表す事が過去に戻れるような錯覚をが起こすのではないでしょうか?
例えば、みんなそれぞれがいつでも好きな時に過去に戻れる機械を手に入れたとして、各人がバラバラに戻ったとしたら…草木一本折る事も許されない条件の下で、そんな事をしたら歴史は大きく変わってしまうか、私達自身も存在しなくなる可能性があります。
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