きみとぼく

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きみはとてもとても綺麗だ…まるで…虹のようだ…             「きみとぼく」           ぼくはネコ…いつも綺麗に川で泳ぐきみを見ていた…     きみは水の中をまるで滑るように泳ぐ魚…     きみが泳ぐたびにぼくがきみを虹に例えたのがわかる…光にあたってキラキラ光るウロコは虹のように七色に光った…     きみに触りたくて…触りたくて…たまらない…     水面に手をつけてきみに触ろうとした…     きみの事が「好き」…「好き」…「好き」…「好き」…「食べたい」…     ぼくは水面から手をギリギリで止めた…「食べたい」…「ネコ」の本能がそう言った…「ぼく」は…     水面を見たらぼくの大好きなきみがいた…きみはいつものようにキラキラ綺麗だった…           「ネコくん…いいよ」          初めて聞いたきみの声は川のせせらぎのように綺麗で…残酷だった…         次の日から川にきみのきらめきは無くなった…
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