0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
きみはとてもとても綺麗だ…まるで…虹のようだ…
「きみとぼく」
ぼくはネコ…いつも綺麗に川で泳ぐきみを見ていた…
きみは水の中をまるで滑るように泳ぐ魚…
きみが泳ぐたびにぼくがきみを虹に例えたのがわかる…光にあたってキラキラ光るウロコは虹のように七色に光った…
きみに触りたくて…触りたくて…たまらない…
水面に手をつけてきみに触ろうとした…
きみの事が「好き」…「好き」…「好き」…「好き」…「食べたい」…
ぼくは水面から手をギリギリで止めた…「食べたい」…「ネコ」の本能がそう言った…「ぼく」は…
水面を見たらぼくの大好きなきみがいた…きみはいつものようにキラキラ綺麗だった…
「ネコくん…いいよ」
初めて聞いたきみの声は川のせせらぎのように綺麗で…残酷だった…
次の日から川にきみのきらめきは無くなった…
最初のコメントを投稿しよう!