ハルイロ

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クラス発表された紙が貼ってあるボードのまわりは賑わっていて。 ところどころで歓声があがったりしている。 落ち込んでいるように見える人もいる。 そんな中で、 もう一度よく確認してみた。 「…あ、葉月ちゃんと同じクラス。」 小学校では一番仲のよかった友達と同じだと分かって、少し嬉しくなる。 「と、かず…」 「あ、ミユも同じクラスなんじゃん。」 「!!!」 背後から突然声がして驚いて。声で誰かなんてすぐ分かったけれど、 一応振り返った。 「和哉~、急にびっくりさせないでよ。」 丁度和哉がどのクラスか確認しようとしていただけに、余計に驚いてしまった。
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