回想 

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  君が、初めて家に来た時、   まだ、抱いて歩くのも危ないと、みんなに怒られながら、   まだ解るはずもないのに、僕は君を案内して家中を歩いていた。   ゆっくりと、まだ不慣れな手で君を抱えて歩いていた。   君は、僕の小さなお姫様だった。    
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