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素直に自分の気持ちを―
「お前はもう立派な蛍だよ。どの蛍よりも綺麗に光ってる。たとえその光が短いものだとしてもその光は確かに俺を照らしてくれているから。だからこれからもずっと、俺の中で光り続けてくれ」
多分、俺今リンゴ病並みに顔 赤いな…。
「了解。ありがとな、冬真。」
「お、おぉ」
「じゃあ、おやすみ!」
「…おやすみ、陽太」
暗闇の中、陽太はどんな蛍にも負けないほど美しく 眩しい光を 残し 消えて行った―…
そして太陽が昇る頃 ついにその光を消したのだった……
それでも陽太は俺の心の中で光り続ける。
どの蛍にも 太陽にも負けないほどの光で 俺を照らし続けてくれている――…
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