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小鳥が度々囀り、春を感じさせながら春一番かと思うほどの強風が佑季の行く手を阻むかのように吹き荒れていた
佑季「だぁ~!!クソっ!!なんでこんな日に限ってバカみたいに風が強ぇんだっ!!神様とか正直イジワルすぎんだよ!!」
と、叫んでみたものの当然返事は返ってくるはずがなく佑季はちょっと恥ずかしい思いをしていた。その時突如佑季の横に何者かが現れた
??「それはねお前がこんな日にも寝坊するから神様が怒ったんだよ」
その何者かは佑季をバカにするかのように言った
佑季「うっせぇよ!!友樹!!てめぇだって遅刻しそうじゃねぇか」
友樹「そうだけど、なにか?」
佑季「お前も寝坊したんだろ?人のコト言えないじゃんかよ」
友樹「俺が寝坊?君と違って俺がこんな日にそんなコトするわけないだろ?」
佑季(てめぇ、卒業式の日に遅刻しただろが!)
友樹「僕はね、困っていたおじいさんとおばあさんを助けてあげたのさ☆」
佑季「あっそ、そりゃヨカッタネ」(いいから早く口調直せよ!ムカつくなぁ~)
友樹「あ!!信じてないだろ!?まったく淋しい人間だな」
佑季「うっせぇ、急がないとマジで遅刻するぞ…」
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