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『整列!!』
審判の声が聞こえたが俺は動かなかった…
すると最後にスライディングをしたエースが俺の手を引っ張り俺を立たせてセンターサークルまで連れてった
(やめろよ…スゲェ惨めじゃんか…それにみんなに合わす顔がねぇよ…)
センターサークルに着くと俺は絶対みんなから白い目で見られると思っていた…だけどこんな言葉が聞こえてきた。
「どんまい、気にすんなよ!!お前が決めれなかったんならダレがヤっても決めれないさ」
「…え?」
予想外のその言葉に俺は呆気に取られてしまっていた
「そうだそうだ!!俺なら多分あのDFすらかわせなかったな!ははは」
「バーカ、それゎヘタすぎだ!!しかも笑うとこじゃねぇよ」
そう言いながらも俺はいつの間にか仲間と共に笑っていた
『ただ今の試合は0―1で旭川聖華FCの勝ちです!!礼!!』
「「「「「「ありがとうございました!!」」」」」」
「藤村 佑季、お前は試合に負けたけど、こんなチームに居れるお前がちょっとだけ羨ましくもあるな…」
相手のエースが小さな声でそう言ったのを聞き取れた者はいなかった
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