第1ゲーム/転機の訪れ

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《試合後、帰りのバスの中》 「みんな、ホントにすまん……」 俺はまたネガティブモードに突入していた。 さっきはどうにか普通でいられたが静かになるとやはり自分のせいだと考えてしまう。 「だから別にいいって!!0―1に抑えたのさえ奇跡に近かったんだぜ?」 チームのムードメーカー的存在の馬原武がすぐに口を開いて否定する。 「だからっ!!…俺があそこで点決めてたら1―1だったのに…全部俺のせいだ…」 「言っとくけど、俺たちはお前に感謝してるんだぜ?正直、ここまで来れたのはお前と司のおかげだからな!!だからダレもお前に文句は言わねぇよ」 「お前ら…」 「こんなしみじみしてないで明るく行こうぜ―!!」 こうして俺たちは帰りのバスの中でバカ騒ぎをして帰った うるさすぎて監督に怒られたのは言うまでもないけど
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