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俺は太一を見つけるとすぐに声をかけた。
「おーい、太一!!」
それにすぐ気づいた太一は笑顔で返してくれる。
「よっ!ずっと練習見てたけど、そんなに楽しかったか?」
「サッカーもいいけどテニスもなかなかだ!」
それを聞いた太一は、はっとした表情を浮かべると少し考え込み顔をあげた。
「そうだ!お前もテニスやってみないか!?」
俺はその言葉がよく理解出来なかった。
「オレが!?ムリムリ!やったコトすらねぇもん!遊びならまだしも」
「最初は遊び感覚でいいよ。それにお前なら大丈夫だって!明日学校終わったら動ける格好で公園のコートに来いよ!それじゃあまた明日!じゃあな」
「あ、あぁ……じゃあな。って、半強制的じゃねぇかよっ!!まぁいっか……」
決まってしまってはしょうがない。
明日は言う通り行くとしよう。
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