序章 盗っ人=馬

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「くっ…」 夜闇に慣れた目に光を当てられ、颯太は片目をつぶり腕をかざした。 そこには、背後に数十名を伴った年若い同心。 不敵に口元を歪ませ、扉に寄り掛かっている。 「貴様がここに来る事は目星がついていた。故に、少々細工させてもらった。どうだ?我々が用意した小判は、気に入ったか」 「テメェ…ふざけた真似をっ」
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