序章 盗っ人=馬

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「勘蔵!!貴様、よくもっ」 斬られた仲間の死に、同心は刀を抜き取る。 逆上しながら切り掛かる姿に一瞥を投げると、転がった短剣を拾い上げ、目も止まらぬ速さで頭上を飛び越えた。 颯爽と表に飛び出すと同心へと向き直り、不敵に笑った。 「テメェに俺は捕まえられねぇ。悔しかったら、腕を磨いて出直して来い」
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