序章 盗っ人=馬

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「…凄い」 「さすがは疾風と自負するだけの事はある」 賞賛の的である人物は、夜闇に紛れてもう見えない。 「クソ…疾風の颯太めっ」 手下の会話に舌打ちしつつ、風の異名を持つ男が消えた方を睨む同心。 その低い呻きは、風に紛れて消えていったー
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