相棒はインテリ刑事⁉~犬の耳殺人事件

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才「引っかかることがあるんです。」 岡野「なんですか……もう事件は解決したと言うのに……」 文句を垂れる岡野を無視し、才は続けた。 才「柴田さん。使用された毒は?」 才の問いに鑑識課柴田が突如現れる。 柴田「『ウラリ』、南米産の猛毒で、状況によっては『オズマゴロシ』よりも強力。体内へ入れると約1分で死に至る。」 才「死体の死亡推定時刻は?」 柴田「午前1時頃。」 才「もし自殺とした場合、芝遼さんは1時頃に毒を入れ、死亡したことになりますよね?」 岡野「だからそういうことなんでしょう?」 才「でもそれはありえないんです。」 岡野「どうして?」 才「岡野さん、あのコーヒー、どこの銘柄か覚えていますか?」 岡野「覚えていますよ。ブラジル産のコーヒー豆でしょう?これでも私はコーヒー検定……」 才「そう、そこが大切なんです。」 岡野「?」 才「解毒剤は無いと言われているウラリ、実は微量であれば解毒できるものがあるんです。」 岡野「ま、まさか……」
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