相棒はインテリ刑事⁉~犬の耳殺人事件

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狗子は続ける。 狗子「朝、戸締さんがいらっしゃって、原稿を取りに来たというので、二人で書斎へ向かいました。私はいつもの様に書斎の扉をノックしたのですが……」 岡野「返事が無かった…」 狗子「はい。最初は寝ているのかと思って、大声で呼んだり、何度も扉を叩いたのですが、全く返事が無いので、『これはおかしい』と戸締さんにドアを破ってもらったんです。そしたら…… 主人が………」 そこまで言うと狗子は悲しさに泣崩れた。 岡野「奥さん、しっかりして下さい………」 才は、独り言の様につぶやいた。 才「……ひらめく…悪の才知……」
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