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「連絡が行き届いておらず、申し訳ありませんでした。」
シャンプナーは城への道中、そうラリファにそう告げた。
「いや、気にしておりませんよ。」
ラリファは周りをキョロキョロと見渡しながら、応答する。
「ありがとうございます。…あちらが城になっております。」
シャンプナーは前方に見えてきた城を指差す。
「ご立派ですね。」
「仮にも一国の城ですから。」
ラリファはふぅん…と相槌を打つと、左腕に巻いてあったバンダナをほどいた。
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