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修は真希の次にうまいのだ
「いいよなぁ~、乗れるやつは!」
謙二は真希と修を見て言った
「もしかして二人でこっそり練習してるとか・・・」
軽く疑り深い目をしている
「んな訳ないでしょ!ばか」
謙二の言葉に真希が不機嫌になる
「まぁまぁ・・・」
何とか宥めようとする僕
「毎度毎度仕方の無いこっちゃ・・・」
呆れ顔の修
こんなにも性格が違う僕らの気が合うのはまことに不思議だ
日頃からやりとりを見ながら笑う僕と修
真希は僕らの中でも紅一点の女子
それだけ僕ら男子の中で特別な存在になっている
特に謙二は真希にご執心みたでこういう事に敏感なのだ
だから度々、口喧嘩が起こる
よっぽど他の男に真希を取られたくないのだろう
「お前ら、喧嘩するために集まったのか?」
修がいい加減やめろ的なオーラを放っている
「いや・・・」
謙二が何かを察したのだろう
一気におとなしくなる
「はいはい、違いますよ~」
少し不機嫌な真希
「さて、喧嘩も収まったことだしいつものやるか!」
「おう!」
「はいよ!」
「そうだね!」
謙二、僕、真希が一斉に返事をする
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