旧章

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□ ぉ父さん □ 僕の前にある一本のレール。 このレールに乗っていることが とても心地よかった。 でも・・・ ある日それは いとも簡単に崩れ落ちた。 僕は前に進めなくなった。 レールが 無いから。 後ろに戻ることも出来ない。 このまま・・・死ぬのだろうか?      ・      ・      ・      ・      死      ・      ・      ・      ・ 死がこわいと思った。 僕はまだ生きたい。 なら 自分の足で 歩けばいい。      歩く 初めてのこと 知らないこと これから知っていくこと。 さようなら・・・お父さん。
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