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足場が悪い。
途中蹴つまづきながらも優は走った。
霧の先に恵太が見えた。
「…恵太!!」
立ち往生していた恵太はすぐにこちらを見つけたらしい。
「優…!」
優は安心してその場に座り込んでしまった。
後ろから足音。二人が追いついて来たらしい。
「恵太、無事だったか。」
「ああ、だが何だこれは……ん?」
恵太が何かを見つけたらしい。
三人はその視線の先に目を凝らす。
すると、何か人影の様なものが見えた。
「おーい!! そっちは危ないですよ!!」
恵太が駆け出す。
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