700人が本棚に入れています
本棚に追加
教室は雑談やらで、賑わっていた。
あいにく、先生も教室にはまだ来ていない。
要するに、グループ作るなら今のうちって訳だ。
「川瀬さんっ」
ふと後ろから、あたしは肩を叩かれた。
いきなり名前を呼ばれて、びっくりしながらも振り返る。
「急にごめんね!あたし佐伯マイっていうの♪マイって呼んでね?」
「あ…あたしは川瀬アユミ。よろしくね、マイ」
これがマイとの出会いだった。
今思えば、こんなイイ子と友達になんかならなきゃ良かったよ。
あんな苦しい思いをするくらいなら‐…
最初のコメントを投稿しよう!