0――プロローグ

5/5
前へ
/136ページ
次へ
 この世界には法がある。  国や国同士が定めた法律という名のルールがある。  人を殺してたり、人の物を取ったり、違法と決められている行為をしたり、それらの違法取引、異性へのセクハラなどなど。  様々な犯罪があり、それらを守らなかった者は犯罪者と呼ばれ、犯罪者を国が認めた警察という組織が捕まえ、裁判で裁く。  これが通例だ。そしてそれが世界と世界──異世界同士の事になっても同じだ。  近年、違法に違う世界同士の希少動物などの売買、裏組織の暗躍によるテロ行為、違法魔術の使用など……それらの犯罪を許さない存在がある。  その名も、世界保安法委員会直属特殊警察組織。  彼等は様々な世界の一部の人間により構築された、世界のバランスを崩そうとする犯罪を一切の慈悲を持たずに捕まえる事を目的に作られたのだ。  この組織に集められたのは各世界でも優秀な者達ばかり。時には特異能力者達も活躍する。  そんな組織を関係者や裏社会では畏怖の思いを込めてこう呼ぶ──ガーディアンズ、と。  
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加