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たくやが居酒屋につくともう2人は飲んでいた。
『遅いぞ!』
ほろ酔いのなおみちがたくやに抱きつく。
『わりぃわりぃ。』
席につくたくや。
『久しぶりだな。最近仕事どんな感じ?』
たかがたくやに聞くと
『毎日大変だよ。いつもペコペコしてペコちゃん人形にでもなりそうだ。』
するとなおみちが
『なに言ってんだよ!大手の企業に入ってハッピーだろ!!』
『ほらなおき落ち着けって水でも飲んで』
たかが落ち着かせる。
『お前はどうなんだ?』
たくやがたかに聞くと
『あぁ、楽しくやってるよ。でも、なんか違うかなって感じ。』
『なんかって?』
『うん。俺は裏方の人間だけどほんとは表に出たいんだ。今すごく悔やんでる。』
『そっかぁー。』
たくやが酒を飲みながら言う。
『なぁ、高校の頃に戻りたくない?』
たかがふいにくちづさんだ。
『はい!戻りたいであります。』
なおみちがいきなり立ち上がり手をあげた。
『たしかに。高校が1番楽しかったもんな。戻ったらやりたい事たくさんあるもん。』
たくやも話にのってくる。
『だろ。マジ戻りたいよ。』
すると、3人の後ろで飲んでいた老人がいきなり声をかけてきた。
『戻れますよ。ホッホッホ。』
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