―彼氏―

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『赤井...もし...俺が...死んだら...コイツを..支えてやってくれねぇか?』 俺は 壁向いて 赤井にたずねた 『え?どうゆうこと!?桜井説明して!』 そう言って 俺の左肩を 後ろに引っ張って 顔をみた 『っ!!...桜井...あんた...』 『見んなよ!!見んじゃねぇ!!』 俺は また 顔を壁に向けた 『...陸...やめて...』 羅衣の声が 背中にぶつかった 『ら....い..』 『なんか分かんないけど...行かないで!あたし...陸を失いそうで怖いよ!!』 そう言って 泣き出した ごめんな... 羅衣.... お前が 幸せになれるなら 命いらねぇから... 俺が いなくなっても 笑ってくれないかな... 『羅衣...大好きだった...今までありがとう...愛してるから...』 涙が 流れた 俺は 死ぬかもしれねぇ だから 今、ここで お前に愛を伝えたかった ただ 愛してるって 伝えたかった
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