―記憶と戦い―

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かわいた空気が 病室に響いた みんな 目を点にしている なんたって あの星奈が 羅衣をぶったのだ... 『星奈さん....』 『アンタ...いつまで陸に甘える気?陸は...アンタのために...死んじゃうよ!!それでもいいの!?こんなの羅衣じゃない...羅衣じゃない!!!』 星奈が 目に涙を貯めて 羅衣に言った 『陸...やだ...陸といたい....陸といたい!!!..あれ...記憶...が..』 『どしたん?羅衣チャン?』 『思い出せる..優心...陸...全部思い出せるよ!!』 羅衣は 涙を流して喜んだ.. 『羅衣チャン..喜んでる暇ないだろ?』 『そうや!陸がキレる前に陸を止めたってくれや!!』 『陸がキレる前ってどういうこと?』 陸が キレたら どうなるの? 陸...
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