私の全てをあなたに捧げる

暗い日々

私は昔から霊が見える。

それもいろんな霊が見えるの。

生き霊、怨霊、守護霊だって見える。

霊が見える事はどうってことない。
ただ話しかける霊がいる。つい答えてしまった事がある。それで皆を驚かせてしまった。

でもほとんど生きた人間と変わらないんだもの。
霊も私の霊感を知って近寄ってくる。

そう言ったら生きた人間が誰も近寄らなくなった。

まだ幼い私は必死で皆に説明した。

悪さをしない霊だっている。ただ話すだけ。友達になっただけ。

今思えば馬鹿だった。