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長い刃が蒼の衣を貫く!
黒の死神が勝利を確信したのか
動きが止まった!
貫いたはずの蒼の衣が消え去り、
後ろから斬撃が飛んできて
黒の死神の背中を斬り裂いた!
「ばかな!この私が負けるなどとは!」
「戦う事に理由をもたない者が
勝つなんてありえないよ・・・」
傷は深い。
確実に、もう戦えないはずだ!
「くっ!だがっ!」
黒の死神がそう言った瞬間に
また空間の歪みが出来た。
何も無かったように消え去る黒の死神。
逃げられてしまった。
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