事件解決

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「そして、ダッシュで別れ道のとこまでいき、俺達を左右の道に行かせた。警察である竜崎さんの指示だからな、迷うことなく俺たちは従うはずだ。そうすれば、誰にも見られず殺す事ができる。竜崎さんは2人に追いつき、隙をみて殺した。」「ちょっと待ってくれ。確かに殺す事はできる。しかし、バラバラにするのは不可能だ。俺はすぐ戻ってきただろう?」「そうですね。確かにバラバラにするのは不可能です。」「そらみろ。」「まぁ待って下さい。別に殺したすぐ後にバラバラにしたのでなければ、話は違います。」「…」「俺たちは集まった後、竜崎さんの指示に従い、宿に戻った。今思うと不自然ですよね。何かあったかもしれないのに探すのをすぐ諦めるのは。それもそのはずです。あの時もし真ん中の道を探索されて、死体を発見されたら、一発でばれる。それだけは避けたかった。だから宿に戻ろうと言ったんだ。警察という立場を極限にうまく有効活用した犯罪です。」「…」「さて、宿に戻ったあなたは、みんなに気づかれないように、すぐさま森に戻った。死体をバラバラにするためです。」「何故いちいち俺が死体をバラバラにしなきゃならないんだ?」
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