探偵神崎龍の事件簿

始まりの朝

ガラガラ…ガラガラ…コロン…
龍（えっ？この色は…まさか…）
店員「い、１等、お、大当たりーー！！」
ガランガラン…ガランガラン…
麗奈「やったぁ！龍凄い！」
龍「まさか…ホントに当たるなんて…」
俺はラッキーマンか？
店員「ほら、旅館の無料宿泊券だ！彼氏と行ってきな！」
麗奈「うん！あ、でも、私達付き合ってはいないんだよ。」
店員「そうなのか。まぁせっかくだから２人で楽しんできな！」
麗奈「うん！ありがとう！」
…２人？って、俺も行くのかよ！
その後、近くの公園に来て、ベンチに座った。
麗奈「これ来週の休みに行こ♪」
龍「俺も行くの？」
麗奈「当てたの龍なんだから当然だよ♪」
こいつには、警戒心が無いのだろうか。
一応、俺男だぞ。
龍「麗奈。１つ言っておくが俺は男だぞ。」
麗奈「知ってるよ。」
龍「そして、麗奈は女の子だ。」
麗奈「そうだね。」
龍「いや、明らかにまずくないかい？」
麗奈「何で？」
いや、お前こそ何で？
龍「男女が泊まりなんてそりゃまずいだろ？」
麗奈「龍は信頼してるからいいの！
来週、絶対空けてね？」
龍「…はぁ…わかった…空けておくよ…」